ハーラン・エステート プロプライエタリーレッド ナパ・ヴァレー [2015] (正規品) Harlan Estate

ハーラン・エステート プロプライエタリーレッド ナパ・ヴァレー [2015] (正規品) Harlan Estate

[確定] RP100点 ■【正規品】年に一度の新ヴィンテージ入荷時期到来。

【Harlan Estate Proprietary Red Napa Valley 2015】 《 自身七度目の…満点戴冠! 》 ◎年に一度の正規蔵出し品、到来。

過去、単体6度もの【RP100点】を誇る、ご存知カリフォルニア・カルトの元祖、『ハーラン・エステート』。

2019年6月、年に一度の正規蔵出し品リリース日を迎えました。

そしてこの最新’15年にて、見事七度目となる【RP100点】を受賞。

同一生産者内の複数ワインによる受賞ではなく、単体単一ワインで7度もの受賞を果たした作品は、『コルギン・IX』、『ロコヤ・マウントヴィーダー』、『シュレイダー・オールドスパーキー』、『マーカッサン×マーカッサン』 そしてハーランの5作品のみです(2019.6現在)。

市場に出回るうち、正規品の割合はほんの僅か。

輸入は年に一度のみであり、この時期だけ。

日本輸入全体量は、’07年の180本から’08年で一度120本へと激減しましたが、’09年より再び180本に戻りました。

とはいえ日本代理店である中川ワイン販売の取引先軒数はそれを遥か上回りますので、単純計算1ショップに1本も行き渡らない計算になりますが、それが "正規品" ハーラン輸入の現状です。

∇ ハーラン・エステート…それは "究極選抜" の繰り返し。

1989年、ビル・ハーランがメリーヴェイルを始動した当初、醸造設備を持っていなかった彼が訪れた場所が 『ロンバウアー』 でした。

当時ロンバウアーの醸造家を務めていた人物こそがボブ・レヴィであり、二人はここで出会います。

「意気投合」という表現がまさにぴったりだったのでしょう。

ここからハーランの伝説は始まります。

ハーラン・エステートの完成は、ピラミッドを登る様子にも似ています。

それは数え切れないほどの取捨選択…選抜の繰り返し。

そもそもリリースまで10年かけて行われた土地の選択と準備。

最上のクローン選定。

最高の人選。

育まれた果実の選果は房単位ではなく「粒」単位、回数は三度。

除梗においても茎は当然のことながら、葉っぱの一欠けらさえ混じることを許されません。

使用されるのはフリーラン・ジュースだけ…。

こうして頂上を目指して繰り返される選抜。

一歩一歩登る毎に削ぎ落とされ、篩いに掛けられてようやく完成したほんの一握りのワイン。

更にこの中からハーランになる事を許されるのは、たった2/6のみです。

あとは1/6がメイデンになり、3/6…つまり約半数はバルクとして外部へ売却されてしまいます。

1987年より幾度かの試作品を造り上げた後、’91年に満を持して一般販売公式リリースを迎えます。

この’91年はアドヴォケイト初掲載のヴィンテージでもあり、獲得した【RP98点】は、初登場作品としては異例のハイスコアでした。

後年(1997年)、パーカーはこの’91年に対して次のように語っています…「ブラインド・テイスティングではその場で最も注目を集め、殆どのテイスターがメドックの一級と間違えた。

」ただし、この一般公開となった’91年が処女作というわけではなく、一部の関係者らへ限定して公開された幻のファースト・ヴィンテージが存在します(>>※コチラ)。

▼ハーラン・エステイト(Harlan Estate) 単体としてナパ史上第二位となる6度('94/'97/'01/'02/'07/'13)の【RP100点】を誇る、「元祖」カリフォルニア・カルトにして絶対的王者 『ハーラン・エステート』。

ロバート・パーカーをして「ムートンとシュヴァル・ブランを混ぜた、新世界版ラ・ミッション・オー・ブリオン/完璧なるワイン。

」と言わしめる作品。

オーナーは様々な職を経験し、最終的にはホテル・不動産業で成功を収めたビル・ハーラン。

セント・ヘレナに土地を購入してまずは 『メリーヴェイル』 を新規ベンチャーとして立ち上げ、ワイン造りやワイナリ運営のイロハを修得。

1980年代から購入し始めていた畑からいくつかの試作品を作り上げた後、’90年ヴィンテージにて非公式初リリース(>>詳細)、そして1995年に’91年ヴィンテージにて正式ファースト・ヴィンテージを迎えたのがハーラン・エステートです。

迎えたチームはボルドーのシンデレラ・コンサルタント、魔術師ミシェル・ロランに、ワインメーカーはカリフォルニアが誇る最上のワインメーカーの一角、ボブ・レヴィ(現在はボブ・レヴィがコンサルタント。

醸造家はコーリー・エンプティング)。

ブドウの選別は通常房ごと行われるところをハーランでは「粒ごと」に行い、さらなる厳しい品質への追求は極小さな果梗やほんの少しの葉っぱまでに至ります。

ミシェル・ロランは現在までに数多くの最高級ワインを含む、100を越えるコンサルタントを務めてきましたが、氏によれば「私がこなしてきた世界に及ぶかつての経験のなかで、ハーランほど細部に至って収穫するワイナリーは見たことが無い…」と述べています。

カリフォルニア・ワインが到達できる可能性を極限にまで追求した、完璧主義者の集団によって生み出されるまさに至高のワインの1つと言えるでしょう。

設立当時、不動産業者であったビル・ハーランは、モンダヴィ翁とともにヨーロッパを訪問し、歴史や技術を学びました。

彼が選んだ場所はオークヴィル西の丘陵(海抜225〜1225フィート)で、インポーター資料には「97haの土地を切り開き…」とありますが、実際の畑面積はその二割以下。

栽培品種比率はカベルネが70%、メルロー20%、フラン8%、プティヴェルドが2%。

全てヒルサイドに段々畑状に密集して植樹されており、土壌はフランシスカン頁岩という粉砕された岩石が表面を覆っています。

1/3が堆積土壌、2/3が火山性土壌。

繊細且つ緻密に行われる収穫、選果、徐梗の後、果皮をつけたまま醗酵、ステンレス・タンクとオーク槽を併用して長い醸し期間を取ります。

ポンピング・オーバーはせず、樽を転がすことで同じ効果を出しています。

ミディアム・トーストのオーク樽(一つ$1200以上)で熟成。

無ろ過・無清澄にてボトル詰め。

当主ウィリアム・ハーラン、支配人ボブ・レヴィ、醸造家コーリー・エンプティング、監修ミシェル・ロラン、栽培メアリー・マーのプロ集団により生み出される米国カルトの究極的存在です。

◎Wine Advocate (2018.10)より 【RP100点】 「Bottled in early 2018, the deep garnet-purple colored 2015 Proprietary Red Wine is a little closed, slowly unfurling to reveal black cherries, crème de cassis and plum pudding with nuances of potpourri, baking spices and tilled soil plus wafts of garrigue and wild sage. The palate is full-bodied and concentrated with exquisitely ripe, fine-grained tannins and fantastic poise and depth with a long, decadently fruited finish.」 (Lisa Perrotti-Brown) 2015年は雨が殆どない年で、果実の味わいは凝縮しながらも生き生きとした酸を保つという、高品質なブドウを得ることができました。

ただ、残念ながら収量は乾燥した気候によりかなり少なくなり、より一層貴重なワインとなってしまいました。

土壌由来のエキゾチックなミネラルと森林の情景が目に浮かぶような下草のアロマ。

凝縮感が強く関わらず果実の深みのある味わいを持つ一方、生き生きとした新鮮さが感じられます。

美しく磨かれたタンニンに加え、精緻な骨格としなやかさがあり、長熟の素質の片鱗が伺われます。

パブロ・ピカソが「芸術は日常の生活で穢れた魂を洗い清めてくれる」と述べましたが、ハーランが目指すワインとは、まさに人と自然が造りだす「芸術」。

ラベルには寓話のエピソードを描写した絵柄が使用されているのもその一環です。

今飲むと瑞々しさと新鮮さが魅力的ですが、非常に長い寿命をもつ、まさにカリフォルニアの至宝です。

●生涯一度は体験したい、カリフォルニア・カルトの頂点。

■パーカー監修アドヴォケイト誌100ポイント



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